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正邪の逆転

  • 2022年11月17日
  • 2023年5月26日
  • その他
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リニューアルしたデータインスペクション

現代の経済を論じるには、政治的イデオロギーと経済は、切っても切り離せない関係にあります。

別の言い方をすれば、政治的イデオロギーに依って、経済政策などが決められていると言っても過言ではないでしょう。

 

現代の政治的イデオロギーを、大きく二つに分けると、一つは、グローバル化勢力、すなわち、国境をなくし、人・物・お金の流通を自由にして、世界政府の樹立を目論む勢力。

そして、もう一つの勢力が、ナショナリズム、国家を基軸とした文化・伝統を重んじる勢力です。

 

乱暴な言い方をすれば、個々人の価値観や道徳を無視した利己主義と、伝統や文化を重んじる利他主義の対立です。

 

この議論について勧善懲悪で論じることは、暴論になり避けなくてはなりませんが、ひとつだけ注視しなければならないことがあります。

 

それは、「各々の勢力が発信する情報の信憑性」です。

 

仮に私たちが目にする情報が、歪曲された情報だとしたら、今までとは全く異なった認識が生まれるかもしれません。

すなわち、知識の量と知性の階層、見る視点の変化によって、我々が認識する正邪が逆になりうるということです。

 

誤解を恐れずに論ずれば、大手メディアの報道は、明らかに、ある勢力にとって有利な報道が散見しています。

メディアの存在意義を中立・事実の報道と定義するのであれば、現代の大手メディアの報道姿勢には明らかに偏重した傾向があります。

 

「論者の盲点」では、大手メディアでは明かされない、もしくは、明かそうとしない盲点について論じ、「事象の考察」について問い掛けるものです。

 

付け加えると、「論者の盲点」とは。事実の積み重ねによる真実の追求であり、特定の思想に基づき、その実現を目的とした集団ではありません。よって、特定の政党の支持や批判を目的としていません。

 

事実の追求とは言っても、そのことが事実かを検証するのが不可能である場合もあり、厳密にいえば仮説の積み重ねです。

すなわち、私たちが論ずるものは、完全ではなく、無知であることもあります。

 

無知である以上、時として間違った理解の基に、論ずることがあったとしても寛容な気持ちで、受け止めて頂けたら幸いです。

 

最後に、多くの者が富む社会とは何なのかを学ぶ続けることが私たちの理念です。

 

大きな理想を掲げる小さな私たちと一緒に学ぶ仲間・教授下さる恩師たちも、心からお待ちしております。

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